ディスクシステム実機で遊ぶ方法|必要なものから接続・起動まで解説
ファミリーコンピュータ ディスクシステムは、現在でも対応する本体とディスクカードをそろえれば実機で遊べます。
ただし、ディスクシステム本体だけではゲームを始められません。ファミコン本体とRAMアダプタが必要で、ファミコンとディスクシステムの両方へ電源を供給します。
私は現在ディスクシステム実機を持っていないため、この記事では任天堂の案内や本体の仕様を確認しながら、初めて用意する方が迷わないように手順を整理しています。実際に使用した体験としては書いていません。
この記事を見れば、必要なものの確認からテレビへの接続、ディスクカードを読み込んでゲームを始めるところまで順番に確認できます。
このページの目次
ディスクシステムはファミコンと組み合わせて使う
ディスクシステムは、単体でテレビへゲーム画面を出すゲーム機ではありません。
ディスクカードのデータを読み取る「ディスクドライブ」と、読み取ったデータをファミコンへ渡す「RAMアダプタ」を、ファミコン本体と組み合わせて使います。
- ディスクカード
- ディスクドライブ(HVC-022)
- RAMアダプタ(HVC-023)
- ファミコン本体
- テレビ・モニター
ゲームの操作にはファミコン側のコントローラーを使います。ディスクドライブにはコントローラー端子や映像出力端子はありません。
ツインファミコンという選択肢もある
シャープから発売されたツインファミコンは、ファミコンとディスクシステムを一体化した本体です。
ツインファミコンであれば、別々のファミコン本体、ディスクドライブ、RAMアダプタを組み合わせる必要はありません。
ただし、この記事では任天堂のディスクシステム(HVC-022)をファミコンへ接続する方法を中心に説明します。
ディスクシステム実機で遊ぶために必要なもの
ディスクシステム実機で遊ぶために必要なものを確認しておきましょう。
| 必要なもの | 何に使う? |
|---|---|
| ファミコン本体 | ゲームを動かし、映像と音声を出力する |
| ディスクドライブ(HVC-022) | ディスクカードを読み取る |
| RAMアダプタ(HVC-023) | ディスクドライブとファミコンを接続する |
| ディスクカード | 遊びたいゲームを用意する |
| ファミコン用ACアダプター | ファミコン本体へ電源を供給する |
| 単2形乾電池6本、またはディスクドライブ専用ACアダプター(HVC-025) | ディスクドライブへ電源を供給する |
| コントローラー | ゲームを操作する |
| テレビまたはモニター | ゲーム画面を映す |
| 映像接続用のケーブル・変換機器 | ファミコンの映像と音声をテレビへ送る |
ファミコン本体
赤と白の初代ファミコン(HVC-001)と、AV仕様ファミコン(HVC-101)のどちらでもディスクシステムを使用できます。
現在のテレビやモニターへ接続するのであれば、赤・白・黄色のAVケーブルを使えるAV仕様ファミコンのほうが接続方法を考えやすいです。
初代ファミコンはRF接続が基本です。RF入力に対応していない現在のテレビへ映すには、別途機器や加工が必要になる場合があります。
ディスクドライブとRAMアダプタ
ディスクドライブの型番は「HVC-022」、RAMアダプタの型番は「HVC-023」です。
RAMアダプタはファミコンのカセット差し込み口へ入れ、RAMアダプタから伸びているケーブルをディスクドライブ背面へ接続します。
中古品ではディスクドライブ本体だけが販売されていることもあります。RAMアダプタが付属していなければファミコンと接続できないため、購入前にセット内容を確認してください。
ディスクカード
遊びたいゲームが入ったディスクカードを用意します。ディスクカードにはA面とB面があり、ゲームによっては途中で裏返すように画面へ表示されます。
当時は店頭のディスクライターで別のゲームへ書き換えられましたが、任天堂による書き換えサービスは2003年9月30日に終了しています。
現在は、カードに記録されているゲームを確認して中古品を選びます。
2台分の電源
ファミコン本体とディスクドライブは、それぞれ別に電源が必要です。
- ファミコン本体:ファミコンに対応するACアダプター
- ディスクドライブ:単2形乾電池6本、または専用ACアダプター(HVC-025)
ディスクドライブは乾電池でも動かせます。電池を使わずに遊びたい場合は、ディスクドライブ専用ACアダプターを用意します。
ファミコン用とディスクドライブ用では、純正ACアダプターの型番と仕様が異なります。別のゲーム機や機器のACアダプターを、端子が入るという理由だけで流用しないでください。
テレビ・モニターと映像接続機器
ゲーム画面はファミコン本体から出力されます。必要なケーブルや変換機器は、使用するファミコンとテレビの入力端子に合わせて用意します。
この記事では、現在のテレビやモニターへつなぎやすい次の構成を基本にします。
- AV仕様ファミコン(HVC-101)
- ステレオAVケーブル
- AV→HDMI変換器
- HDMIケーブル
- HDMI入力のあるテレビ・モニター
テレビに赤・白・黄色のAV入力がある場合は、AV→HDMI変換器とHDMIケーブルを使わず直接接続できます。
ディスクシステムを接続してゲームを起動する手順
ここからは、ディスクシステムをファミコンへ接続し、ディスクカードを読み込むまでの手順を確認します。
すべての電源が切れていることを確認する
接続を始める前に、ファミコンのPOWERスイッチがOFFになっていることを確認します。ACアダプターもまだコンセントへつながないでください。
RAMアダプタをファミコンへ差し込む
RAMアダプタを、ゲームカセットと同じようにファミコンのカセット差し込み口へまっすぐ入れます。斜めに押し込まず、奥まで確実に差し込んでください。
RAMアダプタをディスクドライブへ接続する
RAMアダプタから伸びているケーブルのプラグを、ディスクドライブ背面のRAMアダプタ端子へ接続します。
向きを確認し、プラグや端子へ無理な力をかけないように差し込みます。
コントローラーを用意する
初代ファミコンでは本体につながっているコントローラーを使います。AV仕様ファミコンの場合は、コントローラーを本体前面の端子へ接続します。
ファミコンをテレビ・モニターへ接続する
AV仕様ファミコンの場合は、本体とAVケーブル、AV→HDMI変換器、HDMIケーブル、テレビ・モニターの順に接続します。
AVケーブルは、黄色が映像、赤と白が音声です。変換器に給電が必要な場合は、付属のUSBケーブルなども接続します。
ファミコンへ電源を接続する
ファミコンに対応するACアダプターを、本体の電源端子とコンセントへ接続します。
ディスクドライブへ電源を供給する
乾電池を使う場合は、本体底面の電池ぶたを開け、表示されているプラスとマイナスの向きに合わせて単2形乾電池を6本入れます。
専用ACアダプター(HVC-025)を使う場合は、プラグをディスクドライブのACアダプタ端子へ差し込み、コンセントへ接続します。
乾電池とACアダプターは、どちらか一方を電源として使います。
テレビの入力を切り替える
HDMI 1へ接続した場合は、テレビやモニターの入力をHDMI 1へ切り替えます。AV入力へ直接つないだ場合は、ビデオや外部入力など接続先に対応する入力を選びます。
ファミコンの電源を入れる
ファミコンのPOWERスイッチをONにします。RAMアダプタが正常に認識されると、ディスクカードを入れるように案内する画面が表示されます。
画面が表示されない場合は、ディスクカードを入れる前にファミコンの電源と映像接続、RAMアダプタの差し込みを確認してください。
ディスクカードのA面を上にして入れる
ディスクカードの「NINTENDO」と書かれた側を手前にし、最初はA面を上にしてディスクドライブへゆっくり差し込みます。
カードが完全に入るまで中央部を指で押し込むと、作動中ランプが点灯して読み込みが始まります。
作動中ランプが消えるまで待つ
作動中ランプが点灯している間は、ディスクカードのデータを読み込んでいます。ランプが消えるまで、カードを抜いたり本体の電源を切ったりしないでください。
読み込みが終わるとゲームが始まります。画面にB面へ裏返す案内が表示された場合は、作動中ランプが消えていることを確認してからイジェクトボタンを押し、カードを裏返して入れ直します。
ディスクカードを扱うときの注意点
読み込み中に抜かない
作動中ランプが点灯している間は、ディスクカードを取り出さないでください。
カードを裏返すときも、画面の案内と作動中ランプを確認してからイジェクトボタンを押します。
磁気や高温多湿を避ける
ディスクカードは磁気ディスクです。磁石や強い磁気を発するものへ近づけず、直射日光が当たる場所や高温多湿の場所を避けて保管します。
ディスク面へ触れない
ディスクカードの開口部から見える記録面へ、指や物で触れないようにします。汚れているように見えても、無理に分解したり強くこすったりしないでください。
ディスクシステムが映らない・読み込まないとき
ゲームが始まらない場合は、ファミコン側とディスクドライブ側を分けて順番に確認すると原因を探しやすくなります。
画面が何も映らない場合
- ファミコンのPOWERスイッチがONになっているか
- ファミコン用ACアダプターが接続されているか
- テレビの入力が接続先と合っているか
- AVケーブル、変換器、HDMIケーブルが抜けていないか
- RAMアダプタが奥まで差し込まれているか
まず、ディスクカードを入れていない状態でRAMアダプタの画面が表示されるか確認します。
ディスクドライブが動かない場合
- 単2形乾電池6本が正しい向きで入っているか
- 乾電池が消耗していないか
- 専用ACアダプターが本体とコンセントへ接続されているか
- RAMアダプタのケーブルがディスクドライブへ接続されているか
長期間使用されていなかったディスクドライブは、内部の駆動ベルトが劣化して回転しないことがあります。
電源を確認しても動かない場合は、ベルトや内部機構の故障も考えられます。
エラーが表示される場合
ディスクカードを読み込めない場合は、カードの向き、指定されたA面・B面、RAMアダプタとディスクドライブの接続を確認します。
別のディスクカードを持っている場合は、カードを替えて試すと、ドライブ側とカード側のどちらに原因があるかを切り分けやすくなります。
何度試しても複数のカードを読み込めない場合は、ドライブの駆動ベルトやヘッド位置など、内部の調整が必要になっている可能性があります。
分解や調整に慣れていなければ、修理・メンテナンスを扱う専門店へ相談するほうが安全です。
中古のディスクシステムを買うときに確認したいこと
RAMアダプタが付属しているか
ディスクドライブだけでは、ファミコンへゲームデータを送れません。RAMアダプタ(HVC-023)とケーブルが付属しているか確認してください。
ファミコン本体、ディスクカード、2台分の電源、テレビへつなぐための機器も別途必要です。
ディスクカードを実際に読み込めるか
「電源が入る」だけでなく、ディスクカードを読み込み、ゲームが起動するところまで確認されている商品を選びたいです。
A面とB面の両方を読み込むゲームで動作確認されているか、駆動ベルトを交換している場合は交換後の読み込み調整まで行われているかも確認します。
電池ボックスの液漏れや端子の腐食を確認する
古い乾電池を入れたまま保管されていた本体は、液漏れによって電池端子が腐食していることがあります。
乾電池で使う予定がある場合はもちろん、専用ACアダプターを使う場合でも、本体の状態を判断する材料として電池ボックス内の写真を確認しておきましょう。
動作未確認・ジャンク品に注意する
ディスクシステムは発売から長い年月が経過しています。「動作未確認」「ジャンク品」は、駆動ベルトの交換だけでなく内部調整や部品交換が必要な場合があります。
自分で修理する予定がなければ、ディスクカードの読み込みまで確認され、返品や初期不良への対応が明記された商品を選ぶほうが安心です。
任天堂の修理受付は終了している
ディスクシステムは、任天堂による修理受付が終了しています。中古で購入した本体が故障しても、任天堂へ送って修理してもらうことはできません。
購入価格だけでなく、動作確認の内容やメンテナンス状況も確認しておきましょう。
ここまで準備できればディスクシステム実機で遊べる
ファミコン本体、ディスクドライブ、RAMアダプタ、ディスクカードをそろえ、それぞれの本体へ電源を供給すれば、ディスクシステム実機でゲームを始められます。
接続で迷いやすいのは、ディスクドライブだけでは遊べないことと、ファミコンとディスクドライブの両方に電源が必要なことです。
ディスクカードを入れたあとは、作動中ランプが消えるまで待ちます。B面への入れ替えを求められた場合も、画面の案内とランプを確認してからカードを裏返してください。
レトロゲームのしおりでは、それぞれのゲームページに「今遊ぶ方法」を掲載しています。実機以外で遊べるゲームについては、現在利用できる方法をゲームごとに確認できます。
