PCエンジン実機で遊ぶ方法|必要なものからテレビへの接続まで解説
PCエンジンは1987年に発売されたゲーム機ですが、現在でも本体とゲームソフトを用意すれば実機で遊べます。
PCエンジンには、初代の白い本体、コアグラフィックス、PCエンジンDuoなど複数の機種があります。
本体によって接続方法と遊べるソフトが異なるため、最初に「HuCARDを遊びたいのか」「CD-ROM²のソフトも遊びたいのか」を決めておくことが大切です。
私は現在PCエンジン実機を持っていないため、本体の使用感を実体験としては書いていません。
この記事では、初めて本体を用意する方がゲームを起動できるように、必要なものと接続手順を順番に整理しています。
このページの目次
PCエンジン実機で遊ぶために必要なもの
まずは、PCエンジンを実機で遊ぶために必要なものを確認しておきましょう。
| 必要なもの | 何に使う? |
|---|---|
| PCエンジン本体 | ゲームを動かす |
| 対応するゲームソフト | HuCARDまたはCD-ROM²系ソフトを遊ぶ |
| コントローラー | ゲームを操作する |
| 本体に対応するACアダプター | 本体へ電源を供給する |
| テレビまたはモニター | ゲーム画面を映す |
| 映像接続用のケーブル・変換機器 | 映像と音声をテレビへ送る |
PCエンジン本体
PCエンジン本体は生産を終了しています。現在用意する場合は、中古品を探すことになります。
HuCARDを遊ぶだけであれば、AV出力を備えた「PCエンジン コアグラフィックス」または「コアグラフィックスII」が現在の環境では比較的接続しやすいです。
初代の白いPCエンジンは、テレビのアンテナ端子を使うRF接続が基本です。
現在のテレビではそのまま使えないことが多いため、映像出力を追加する周辺機器や対応する変換環境が必要になります。
遊びたいソフトに合う本体を選ぶ
| 遊びたいソフト | 本体・機器の例 |
|---|---|
| HuCARD | PCエンジン、コアグラフィックス、コアグラフィックスII、Duoシリーズなど |
| CD-ROM² | CD-ROM²システム、Duoシリーズなど |
| SUPER CD-ROM² | スーパーCD-ROM²、Duoシリーズなど |
| アーケードCD-ROM² | 対応本体に加えてアーケードカードなどが必要 |
| スーパーグラフィックス専用HuCARD | PCエンジン スーパーグラフィックス |
「PCエンジン」という名前が付いていても、すべての本体がすべてのソフトへ対応するわけではありません。
特にCD-ROM²系は、本体の種類やシステムカードによって対応範囲が変わります。
初めて購入する場合は、遊びたいソフトを先に決め、そのソフトの規格へ対応する本体と周辺機器をセットで探すと間違いにくいです。
PCエンジン用ゲームソフト
HuCARDはカード型のゲームソフトです。端子部分へ触れたり、無理な向きで本体へ差し込んだりしないようにしましょう。
CD-ROM²、SUPER CD-ROM²、アーケードCD-ROM²のソフトは見た目が似ています。
ケースやディスクに書かれた規格を確認し、対応する本体・システムカードを用意してください。
コントローラー
PCエンジン本体のコントローラー端子は基本的に1つです。1人で遊ぶ場合でも、PCエンジン本体の端子へ合うコントローラーを用意します。
複数人で遊ぶ場合は、マルチタップと人数分のコントローラーが必要です。遊びたいソフトの対応人数も確認しておきましょう。
PCエンジンDuo-RXなど、本体によって付属するコントローラーの仕様は異なります。端子の形と対応機種を確認して購入してください。
本体に対応するACアダプター
PCエンジンは本体の種類によって、対応するACアダプターが異なります。
端子が差し込めるだけで判断せず、型番、電圧、極性、出力が本体へ合っているものを用意してください。
中古品ではACアダプターが欠品していることもあります。本体単品を購入する前に、対応品を入手できるか確認しておくと安心です。
テレビ・モニターと映像接続機器
コアグラフィックスやコアグラフィックスIIは、AVケーブルで映像と音声を出力できます。
テレビに赤・白・黄色のAV入力がなければ、AV→HDMI変換器とHDMIケーブルも用意します。
- PCエンジン本体
- 本体に対応するAVケーブル
- AV→HDMI変換器
- HDMIケーブル
- HDMI入力のあるテレビ・モニター
変換器によってはUSBケーブルなどで給電が必要です。
なお、AV→HDMI変換器は接続端子を変えるものであり、元の映像をHD画質にするものではありません。
PCエンジンを接続してHuCARDを起動する手順
ここでは、AV出力を備えたコアグラフィックス系の本体をHDMI入力のあるテレビへつなぐ場合を例に説明します。
STEP 1
本体の電源が切れていることを確認する
接続とHuCARDの抜き差しを始める前に、本体の電源が切れていることを確認します。
STEP 2
コントローラーを接続する
本体前面のコントローラー端子へ、対応するコントローラーを奥まで差し込みます。複数人で遊ぶ場合はマルチタップを接続します。
STEP 3
AVケーブルを本体へ接続する
本体に対応するAVケーブルを映像出力端子へ接続します。本体によって端子の形が異なるため、無理に差し込まないでください。
STEP 4
AV→HDMI変換器とテレビへ接続する
AVケーブルの黄色を映像、赤と白を音声として変換器へつなぎます。変換器とテレビはHDMIケーブルで接続し、必要であれば変換器へ電源も供給します。
STEP 5
ACアダプターを接続する
本体に対応するACアダプターを本体へ接続してから、電源プラグをコンセントへ差し込みます。
STEP 6
HuCARDを本体へ差し込む
HuCARDと本体にある向きの表示を確認し、スロットへまっすぐ差し込みます。斜めに入れたり、強い力で押し込んだりしないようにしましょう。
STEP 7
テレビの入力をHDMIへ切り替える
接続したHDMI端子と同じ入力へ、テレビ・モニターを切り替えます。
STEP 8
本体の電源を入れる
本体の電源を入れ、ゲーム画面が表示されることを確認します。HuCARDを抜くときは、必ず本体の電源を切ってから行います。
CD-ROM²のソフトを遊ぶ場合
CD-ROM²系のゲームは、HuCARDだけに対応するPCエンジン本体へディスクを入れて遊ぶことはできません。
対応するCDドライブとインターフェースユニット、またはドライブ一体型のDuoシリーズなどが必要です。
初期のCD-ROM²システムでは、遊ぶソフトに対応するシステムカードをHuCARDスロットへ差し込んで使います。
SUPER CD-ROM²やアーケードCD-ROM²では、対応するシステムカードやアーケードカードが必要になる組み合わせがあります。
CDドライブは古く、ギアやコンデンサー、読み取り部分が劣化している可能性があります。
HuCARD用本体よりも構成が複雑になるため、初めて購入する場合は「どの規格のディスクまで動作確認済みか」を確認しましょう。
PCエンジンが映らない・起動しないとき
本体とACアダプターの組み合わせを確認する
電源が入らない場合は、ACアダプターが本体へ対応しているか、端子が奥まで入っているか、コンセントへ接続されているかを確認します。
テレビの入力と変換器を確認する
- テレビの入力が接続したHDMI端子と合っているか
- AVケーブルの色と端子が合っているか
- AV→HDMI変換器へ必要な電源が供給されているか
- 変換器の入力切替がある場合は正しく設定されているか
HuCARDの端子を確認する
電源を切ってHuCARDを抜き、端子に汚れや傷がないか確認します。
乾いた柔らかい布などで端子をやさしく清掃し、向きを確かめて差し直します。
接点復活剤を使う場合は、製品の説明を確認して綿棒などへ必要最小限だけ付けます。
本体のスロットへ直接スプレーしたり、液体が多く付いた状態でHuCARDを差し込んだりしないでください。
別のソフトでも起動するか確認する
別のHuCARDがあれば起動を試します。特定のソフトだけ動かない場合はソフト側、複数のソフトが動かない場合は本体側に原因がある可能性を切り分けられます。
中古のPCエンジン本体を購入するときの注意点
遊びたいソフトへ対応する本体か確認する
HuCARDだけを遊ぶのか、CD-ROM²系も遊ぶのかによって必要な本体が変わります。
商品名だけで判断せず、本体の型番と対応規格を確認しましょう。
付属品を確認する
本体価格だけでなく、対応するコントローラー、ACアダプター、映像ケーブルが付属するか確認します。
不足品を個別に探すと、セット品より高くなることがあります。
映像出力の方法を確認する
初代の白いPCエンジンはRF接続が基本です。現在のテレビへのつなぎやすさを優先するなら、AV出力を備えたコアグラフィックス系やDuo系を選ぶと準備を減らせます。
動作確認の範囲を見る
可能であれば、HuCARDの読み込み、映像と音声、コントローラーの各ボタンを確認します。
CDドライブ付きの本体では、実際に対応するディスクを読み込めるか、読み込み中に大きな異音がしないかも見ておきたいです。
メーカー修理を前提にしない
発売から長い年月が経過しており、メーカー修理を前提にはできません。
自分で修理するつもりがなければ、「動作未確認」や「ジャンク品」ではなく、遊びたい規格まで動作確認済みの本体を選びましょう。
ここまで準備できればPCエンジン実機で遊べる
遊びたいソフトに合うPCエンジン本体、コントローラー、ACアダプター、映像接続機器をそろえれば、実機でゲームを始められます。
HuCARDから始める場合は、AV出力を備えたコアグラフィックスまたはコアグラフィックスIIが現在のテレビへつなぎやすいです。
CD-ROM²系も遊びたい場合は、ソフトの規格と本体・システムカードの組み合わせを確認してから購入しましょう。
レトロゲームのしおりでは、それぞれのゲームページに「今遊ぶ方法」を掲載しています。
PCエンジン実機以外でも遊べるゲームについては、移植・リメイクなど現在利用できる方法も確認できます。
